イジワルな旦那様とかりそめ新婚生活
週に1~2回は学ランを肩にかけられ、私はそのお礼に一度だけ学ランの胸ポケットに先輩に似合いそうなペンを入れて返した。
あれは確か先輩が自由登校になる前だから二月の初め。
一度も直接お礼は言えなかったけど……あのペン、使ってもらえただろうか。
そう言えば、また久世さんに再会したのに聞いた事なかったな。
覚えているだろうか?
学ランが肩にかけられた時は、お決まりのように本の横に置かれた飴。
ピンクの可愛い包み紙を開けると甘い匂いが広がり、その匂いに思わず顔が綻んだ。
口の中に飴を放り込むと、幸せな甘さで一杯になる。
甘~い、甘~い、これは……の味。
「うふふ。美味しい……」
「……桜子」
遠くで、誰かが私を呼んでいる。
「おい!桜子!」
煩~い!
いま美味しい飴食べてるんだから邪魔しないでよ。
あれは確か先輩が自由登校になる前だから二月の初め。
一度も直接お礼は言えなかったけど……あのペン、使ってもらえただろうか。
そう言えば、また久世さんに再会したのに聞いた事なかったな。
覚えているだろうか?
学ランが肩にかけられた時は、お決まりのように本の横に置かれた飴。
ピンクの可愛い包み紙を開けると甘い匂いが広がり、その匂いに思わず顔が綻んだ。
口の中に飴を放り込むと、幸せな甘さで一杯になる。
甘~い、甘~い、これは……の味。
「うふふ。美味しい……」
「……桜子」
遠くで、誰かが私を呼んでいる。
「おい!桜子!」
煩~い!
いま美味しい飴食べてるんだから邪魔しないでよ。