イジワルな旦那様とかりそめ新婚生活
何故笑われる?
私がキョトンとしていると、コンシェルジュのお兄さんが口を開いた。
「すみません。とても微笑ましかったもので。社長があんな風に楽しそうに笑われるところを初めて拝見しました。ゆっくり楽しんでいって下さい」
コンシェルジュのお兄さんがにこやかに微笑む。
微笑ましい?からかわれてたのに?
「桜子、ボーッとしてると転ぶぞ」
「あっ、はい」
刹那さんに手を取られ、コンシェルジュのお兄さんに微笑み返すと慌てて彼の後をついていく。
エレベーターに乗り、四十階のラウンジに着くと、都心の眺望が広がる窓側の席に案内された。
時刻は午後五時過ぎ。
夜景が見れる時間にはまだ早いけど、今日は晴天だったし遠くまで景色が見通せるのはなんとも気持ちがいい。
すでに段取りが決まっていたのか、私達が席に着くとすぐに三段ティースタンドに、紅茶やシャンパンが運ばれてきた。
私がキョトンとしていると、コンシェルジュのお兄さんが口を開いた。
「すみません。とても微笑ましかったもので。社長があんな風に楽しそうに笑われるところを初めて拝見しました。ゆっくり楽しんでいって下さい」
コンシェルジュのお兄さんがにこやかに微笑む。
微笑ましい?からかわれてたのに?
「桜子、ボーッとしてると転ぶぞ」
「あっ、はい」
刹那さんに手を取られ、コンシェルジュのお兄さんに微笑み返すと慌てて彼の後をついていく。
エレベーターに乗り、四十階のラウンジに着くと、都心の眺望が広がる窓側の席に案内された。
時刻は午後五時過ぎ。
夜景が見れる時間にはまだ早いけど、今日は晴天だったし遠くまで景色が見通せるのはなんとも気持ちがいい。
すでに段取りが決まっていたのか、私達が席に着くとすぐに三段ティースタンドに、紅茶やシャンパンが運ばれてきた。