イジワルな旦那様とかりそめ新婚生活
大学の前で降ろされた時、右京さんは「大学終わったら連絡してね」って念を押すように言ったけど、私は彼の顔を見ずに大学の門を通った。
教室にたどり着くと、いつもは前の席に座るのに今日は一番後ろの席を選んで座る。右京さんが実家から持ってきてくれたバッグから教科書を出すと、バッグの内ポケットを探って絆創膏を出した。万が一に備えて、絆創膏はいつも数枚持っている。
忌々しい左手の指輪をじっと睨み付けると、指輪の上から絆創膏を貼った。
指輪に恨みはないが、見る度に刹那さんへの怒りが込み上げてくるし、知人に変な詮索はされたくない。
大学の友人には紙で切ったと言って誤魔化した。
恋人のいない私が左手の薬指に結婚指輪をしてるなんて思いもしないだろう。明日になればきっとこの絆創膏も気にならなくなるはずだ。
大学の授業を無事に終えると、私は右京さんには連絡せずにいつものように歩いてバイト先に向かった。
教室にたどり着くと、いつもは前の席に座るのに今日は一番後ろの席を選んで座る。右京さんが実家から持ってきてくれたバッグから教科書を出すと、バッグの内ポケットを探って絆創膏を出した。万が一に備えて、絆創膏はいつも数枚持っている。
忌々しい左手の指輪をじっと睨み付けると、指輪の上から絆創膏を貼った。
指輪に恨みはないが、見る度に刹那さんへの怒りが込み上げてくるし、知人に変な詮索はされたくない。
大学の友人には紙で切ったと言って誤魔化した。
恋人のいない私が左手の薬指に結婚指輪をしてるなんて思いもしないだろう。明日になればきっとこの絆創膏も気にならなくなるはずだ。
大学の授業を無事に終えると、私は右京さんには連絡せずにいつものように歩いてバイト先に向かった。