杏ちゃん、結婚しよ




お昼も食べずに、昼過ぎまでそばで眠っていた



「ん……」


やっと、お腹がすいた


近くのコンビニで、おにぎりを買って、店から出た瞬間


「杏ちゃん」


ふっと現れた



「タク」

「今日はじめて食べるでしょ」

「そうだよ。タクのせいだよ。早く目を覚まさないから…」

「ごめん。でも分からないんだ。
何で死んでもないのに自分がこうなっているのか」

「知らない。早く目を覚ましたら、分かるんじゃない?」


「冷たいなー」

おにぎりを頬張った。





< 13 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop