私の横に居る人
朝、今日はスキューバダイビングへ行く為、全員ロビーに集合。

「悠ちゃん、昨日はやられたな。」

寂しそうに健先輩が笑う。

「すいませんでした。」

それだけ言うのが精いっぱい。

「チャンスはまた来るさ。」

意味深な事を言うと、健先輩は私を離れた。

午前中は経験に合わせて、スクールに入る。

私は麻帆や他の1年生と基礎的な事から習っていく。

分からない事だらけで右往左往。

でも1年生同士、和気あいあいとしてとても楽しい。

男の子達は同じ初心者でも、何でもスムーズにこなしどんどん先へ行ってしまう。

私と麻帆が呑み込みが悪く、居残りに。

少しして、みんなの輪に戻してもらえた。
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