私の横に居る人
「夏よりすごいですね。」

苦笑いをしながら私はウーロン茶を口にした。

「夏よりみんな仲良くなって来てるからね。1年生も慣れてきたし、今回は人数も多いしね。」

そして私の横に座る。

「悠ちゃんにご報告。もう知ってると思うけど、思い続けた甲斐があったわ。健から告白された。」

今まで見た中で一番の笑顔。

やっぱり響子先輩には笑顔が似合う。

「おめでとうございます。行きの車で健先輩に聞きました。」

「そうなのよ。行きに健の車に乗せてもらえずに、悠ちゃんを乗せていくって言うから、私拗ねていたのよ。そしたらこんな事になるなんて。」

今度は響子先輩が泣きそうな顔になる。

響子先輩って本当に自分に正直な人だな。

そこへ健先輩がやってきた。

「響子、悠ちゃんに絡んでるのか?ビビらせちゃってるじゃないか。」
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