私の横に居る人
お父さんも私もたくさん食べられないから、ちょっと物足らないみたい。

「おいしいものが食べられるんなら、いつでも来ます。ただご迷惑じゃないですか?お嬢さんしかいないお家に、私がちょくちょくお邪魔するようになっては…。」

斉藤先輩が私を見る。

否定的な言葉を言っているが、それが本心でないのは明らかだ。

「別に構いませんよ。ねぇ、悠?」

お母さんの言葉に、私はニッコリと頷いた。











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