私の横に居る人
私達は、連れ立って歩き始めた。

「大学生活はどうかな?」

まるでお兄ちゃんみたいな聞き方。

「楽しいんですけど、生活が変わり過ぎて今はいっぱいいっぱいです。」

私はぎこちなく笑った。

「すぐに落ち着くさ~。でも大学って自分で時間をやりくりしていく感じだからな。でも悠ちゃんなら、なんとかしていくだろう。楽しまなきゃな。そういえば、やっぱり第1回の旅行参加は無理なの?他の1年生も無理みたいな事を言ってたし。まあ、春は毎回の事なんだけどね。」

ファミレスでハンバーグ定食を頼み、わしゃわしゃと食べながら話す健先輩。

「はい、残念ですけど。夏に期待してます。」

私はパスタを食べている。

健先輩の忙しそうなしゃべるペースと食べるペースにとても追い付かない。

私は食事に関してもゆったり派みたいだ。

「そうか。今回は麻帆ちゃんだけが参加かな?」

「そうですね。先輩、夏はどこに行くことになるんですか?」
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