【短】流星☆BOY〜星に願いを〜
「だめ?ヒメリ?」
大きな瞳を、二人して揺らす。
これではあたしが悪いことをしているみたいだ。
「な、何言ってんのよ!これ以上、人を増やせるわけないでしょう!?」
もう親にウソを突き通すのは、あたしも避けたい。
庇いきれなくなってしまうもの。
「ええ〜っ!」
「ええ〜っ!」
大きな声を揃えて抗議してきた二人とは反対に、ベティは冷静だった。
「まあ、もっともな話だな」
すっと腰を上げて窓辺に立つと、冷ややかにリュウセイを一瞥する。
「お前は、好きな女に嘘を重ねさせて平気だというのか」
その言葉に、ぐっと口を紡ぐリュウセイ。
その押し黙った様子に、さらに畳み掛けていた。
「何しにきたのか思い出すんだな、リュウセイ。
お前が必要なのはリゲルなのか。……そこの、ヒメリなのか」
名前を呼ばれて、あたしはビクンと震えてしまった。
だけど、それ以上に反応したのはリュウセイ。
大切な人を選ぶなんて、そんなことをリュウセイができるわけないもの。
意を決して高鳴る胸を押さえると、
「リュウセイ、リゲルを……っ!」
あたしが言いかけたときだ。
「じゃあさっ!」
大きな瞳を、二人して揺らす。
これではあたしが悪いことをしているみたいだ。
「な、何言ってんのよ!これ以上、人を増やせるわけないでしょう!?」
もう親にウソを突き通すのは、あたしも避けたい。
庇いきれなくなってしまうもの。
「ええ〜っ!」
「ええ〜っ!」
大きな声を揃えて抗議してきた二人とは反対に、ベティは冷静だった。
「まあ、もっともな話だな」
すっと腰を上げて窓辺に立つと、冷ややかにリュウセイを一瞥する。
「お前は、好きな女に嘘を重ねさせて平気だというのか」
その言葉に、ぐっと口を紡ぐリュウセイ。
その押し黙った様子に、さらに畳み掛けていた。
「何しにきたのか思い出すんだな、リュウセイ。
お前が必要なのはリゲルなのか。……そこの、ヒメリなのか」
名前を呼ばれて、あたしはビクンと震えてしまった。
だけど、それ以上に反応したのはリュウセイ。
大切な人を選ぶなんて、そんなことをリュウセイができるわけないもの。
意を決して高鳴る胸を押さえると、
「リュウセイ、リゲルを……っ!」
あたしが言いかけたときだ。
「じゃあさっ!」