【短】流星☆BOY〜星に願いを〜
「そうねぇ。ベティみたいに口うるさくなくて、リュウセイみたいに可愛い気のある人がいいわ〜」
「こら、人の話を聞け!」
こんなことを口にしているベティの気持ち。
少なからずわかってあげられるのは、あたしだけよね。
腰を上げてすーっと深く息を吸いこむ。
そのままキッとベティを睨みつけて、顔をこわばらせた。
「ベティっ!あなたがスキなのは誰なのよ!」
そう、ケンカ腰で。
そして面倒くさそうに、金糸の髪を乱すように振り向いてきたベティに冷静さなんて欠片もなかった。
「なんなんだよ、お前はっ!そんなの、リゲルだよ!!」
…あくまでも理性が利かないときに。
そのベティの怒りがこもったよくわからない発言に、もう一度部屋は静けさで凍りつく。
ずっと、ずっと…。
ベティはそのことを言わないと決めていたはずだ。
昔から想いあっていたリュウセイとリゲルをみていた、あのベティならば。
だからこんな緊急事態で且つ切羽詰った状態は、彼にとって予想外の展開。
「………ベティ」
小さくつぶやくリゲルの声が、胸をくすぐる。
「こら、人の話を聞け!」
こんなことを口にしているベティの気持ち。
少なからずわかってあげられるのは、あたしだけよね。
腰を上げてすーっと深く息を吸いこむ。
そのままキッとベティを睨みつけて、顔をこわばらせた。
「ベティっ!あなたがスキなのは誰なのよ!」
そう、ケンカ腰で。
そして面倒くさそうに、金糸の髪を乱すように振り向いてきたベティに冷静さなんて欠片もなかった。
「なんなんだよ、お前はっ!そんなの、リゲルだよ!!」
…あくまでも理性が利かないときに。
そのベティの怒りがこもったよくわからない発言に、もう一度部屋は静けさで凍りつく。
ずっと、ずっと…。
ベティはそのことを言わないと決めていたはずだ。
昔から想いあっていたリュウセイとリゲルをみていた、あのベティならば。
だからこんな緊急事態で且つ切羽詰った状態は、彼にとって予想外の展開。
「………ベティ」
小さくつぶやくリゲルの声が、胸をくすぐる。