GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
前に言ってたっけ?
怪二はいつも、志摩の練習に付き合ってくれてたって。なかなか上達しなくても、貶すようなことは言わなかったって。
「お、俺は何もしてねーし。お前が自分で選手じゃなくて、マネするって言ったんだろーが」
怪二の奴、ちょっぴり照れながら反論してるし。
「その後押しをしつくれたわけだよ。怪二くんは!」
へへっと笑う志摩。
「でも、俺がマネしたいって言ったのは、ただ野球が好きだからじゃないよ。怪二のこと、サポートしたいって思ったんだ」
怪二の野球センスは部内でもずば抜けている、らしい。それは中学・高校でも変わらないとのこと。
「…………は?俺?」
怪二は志摩の思いを知らなかったらしい。目を丸くして志摩を凝視している。
「そう、お前!」
志摩が少しだけ照れ臭そうに言い返す。
「……俺のサポートとか、お前どんだけだよ。もっと自分の好きなこととかやりたいことをしろよ。なんで俺なんか……。他にやりたいことないのかよ」