GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
作ったのは、志摩の好物のイチゴタルト。ショートサイズだけど、お母さんにもチェックしてもらったし、大丈夫だと……思う。
「志摩、喜んでくれるかなぁ?」
ラッピングをしながら呟く。
「喜んで食べてもらえるといいね」
あたしは、お母さんの言葉に大きく頷いた。
「おはようっ、志摩!」
駅のホームに着くなり、志摩の姿を見つけたあたしは、手をあげながら志摩の元へ向かう。
「おはよー。今日も寒いな?」
マフラーをグルグル巻きにしている志摩が、寒いジェスチャーをして言う。
「風邪引いてない?」
「大丈夫!志摩こそ鼻水垂らしてブサイクにならないでね?」
「おいおい~、城薗さーん?」
志摩とのやり取りは、今までと変わらない。でも、そんなありきたりな会話でも、志摩の言葉にはキュンとする場面があるのだ。
今だって、風邪引かないように心配してくれてるのかな?とかね。
「うっわー、朝から熱いぜー」
そこへ怪二の登場。