シンデレラに恋のカクテル・マジック
けれど菜々にはインフロント・クロスの成功の余韻に酔う間などなく、テーブルの上に手早くティンを並べた。その中には今までポアしたさまざまな色のドリンクが入っている。
永輝がボトルを三本使ってお手玉のように投げ上げ続ける。音楽もパフォーマンスもいよいよ終盤だ。
永輝がボトルを右手で二本、左手で一本キャッチして、それぞれのティンにドリンクを注いだ。そうしてティンを順番に六個重ねて最後に空のティンを重ねると、それらをゆっくりと傾けた。わーっという歓声とともに、重なったティンが蛇腹状に開き、隙間からバーカウンターに並んだ六個のグラスにドリンクが流れ落ちる。ロンドン・ウォーター・フォールという技だ。それぞれのグラスを紫、水色、黄緑、黄色、オレンジ、ピンクのカクテルが満たしていく。その幻想的な光景に歓声と拍手が大きくなった。カクテルを注ぎ終わって、永輝がティンをカウンターに置くと同時に曲が終わった。
「ありがとうございました」
永輝が言って両手を広げ、菜々と二人でお辞儀をした。菜々は今まで浴びたことのないような大きな拍手に包まれて、胸がいっぱいになる。
永輝がボトルを三本使ってお手玉のように投げ上げ続ける。音楽もパフォーマンスもいよいよ終盤だ。
永輝がボトルを右手で二本、左手で一本キャッチして、それぞれのティンにドリンクを注いだ。そうしてティンを順番に六個重ねて最後に空のティンを重ねると、それらをゆっくりと傾けた。わーっという歓声とともに、重なったティンが蛇腹状に開き、隙間からバーカウンターに並んだ六個のグラスにドリンクが流れ落ちる。ロンドン・ウォーター・フォールという技だ。それぞれのグラスを紫、水色、黄緑、黄色、オレンジ、ピンクのカクテルが満たしていく。その幻想的な光景に歓声と拍手が大きくなった。カクテルを注ぎ終わって、永輝がティンをカウンターに置くと同時に曲が終わった。
「ありがとうございました」
永輝が言って両手を広げ、菜々と二人でお辞儀をした。菜々は今まで浴びたことのないような大きな拍手に包まれて、胸がいっぱいになる。