俺様な君を振り向かせてみせます！

「唯花ももっと積極的にならなきゃ！自分からチューするぐらいの勢いで！」



「いやいや、そんなことできないよ！」



「でも告白とかはちゃんと言えたのに？」



「告白は告白だもん！」



「じゃあチューはチューじゃん！」



多分周りの人から見たら何を言っているのかわからないと思う。



「でもさっ」



「ちょっとちょっと！」



私と美希の声が同時に重なった。



「美希どうしたの？」



「どうしたも何も今お店に神谷がいるの！」



「えっ、どこ？」



私が見渡す限り見つからないけど。