俺様な君を振り向かせてみせます!
「ほら今店員さんに案内されてる人!」



そう言われ見てみると、本当に絢斗がいた。


でも実際には絢斗だけじゃなくて、そのお友達らしき人と二人で来ていた。



「唯花話しかける絶好のチャンスじゃん!」



「いやでも友達と来てるっぽいし遠慮しておくよ」



邪魔しちゃったらまずいし。



「でも少しだけでも会話したら?最近全然話してないじゃん!」



「…そうだよね」




でもだからといって話しかけられる気はしないんだよね。


と、その時



「あれ、立花ちゃんと新垣ちゃんだよね?」



突然そう言われ見ると、絢斗のお友達さんが私たちに話しかけてきた。


もちろん隣に絢斗はいるけど、黙ったまま立っていた。












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