君のために歌う歌
「え、ここ?」



「うん。そうだよ?」



駅から10分ほど歩いて、細い路地に入ってすぐのところにライブハウスはあった。


小さい、暗いビルにだった。



入口は地下にあるらしく、細い階段が続いていた。



階段の左右には所狭しとバンドのチラシが貼り付けてある。



「久しぶりだなー青葉GIG。」



高橋はそう言ってさっさと階段を降りていってしまった。
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