君のために歌う歌
ジャ!と突然にその曲は終わった。



ヒューウ!!という歓声と拍手が巻き起こる。


陽翔は下を向きハアハアと少し苦しそうに息をしていた。



(1曲を歌うだけで、そんなに体力を使うんだ……)



宙子は、陽翔にオーラすら見えるようだった。




「ありがとう、『正義』でした。」



そうと、陽翔は濡れた前髪をかきあげた。


その様子だけでセクシーで宙子はドキッとしてしまった。




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