君のために歌う歌
陽翔は足元を見て、チューニングをしているようだった。
チューナーが、赤や緑の光を出しチカチカしている。
チューニングが終わると、陽翔は観客を微笑んで見回した。
その顔はとても嬉しそうだった。
しかし、宙子の方は見なかった。
「……えーと、1曲カバー曲やりたいと思います。」
「スピッツで『空も飛べるはず』」
観客からおおー!と言う声が上がったと同時に、陽翔はギターを弾き始めた。
宙子も空も飛べるはずは知っている。
陽翔の声でそれが歌われるのは不思議な気がした。
陽翔は嬉しそうに歌っていた。
チューナーが、赤や緑の光を出しチカチカしている。
チューニングが終わると、陽翔は観客を微笑んで見回した。
その顔はとても嬉しそうだった。
しかし、宙子の方は見なかった。
「……えーと、1曲カバー曲やりたいと思います。」
「スピッツで『空も飛べるはず』」
観客からおおー!と言う声が上がったと同時に、陽翔はギターを弾き始めた。
宙子も空も飛べるはずは知っている。
陽翔の声でそれが歌われるのは不思議な気がした。
陽翔は嬉しそうに歌っていた。