君のために歌う歌
金アミでとった種もなかなか悪くなく、3人は喜んだ。



それを、不織布でくるみ、キラキラのビニタイでとめた。



様々な色でくるんだ種は、すごくファンシーで、妖精からのお土産のようであった。




3人で満足げにそれを見つめる。




「色々あったけど、良いのができたね。」

感慨深げに宙子は言う。



頑張った頑張った、と高橋と郷愛も頷いた。



「さて……では、二人には出ていってもらいましょうか。」



そう言ったのは、郷愛だった。




「へ?」



意味のわからない二人を無理やり廊下へ出す。



「ここからは俺の独壇場じゃーい!!!ハッハッハー!!楽しみにしてろよ!!!!」


そう言って、扉を閉めた。
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