君のために歌う歌
しかし、陽翔はまるでみてないかの様にフッと視線を外し、前にいる男子と楽しそうに笑いあっていた。





宙子は複雑な気持ちになった。




「ほんとだ、ただの申請書だわ。」




紙の内容を確認した郷愛はつまらなさそうに言った。




「だろ!俺のバンドの運命がかかってるんだ!!返せ!」




「ちぇー。運命と書いてディスティニーと読む系だったら面白かったのにつまんねーのー。」





郷愛はつまらなさそうに宙子に申請書を渡した。
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