君のために歌う歌
「なるほど名字を一文字ずつとったのね。」



申請書を見て宙子は言った。



「うわすぐバレたハズっ」



高橋は本当に少し照れくさそうだった。



「まぁ高橋にしてはマシなんじゃーん。」



郷愛はつまらなそうに言った。



「うん、なかなかいいと思うよ。あとは演奏だね。まぁ高橋は歌うまいからな…」



「何!?宙子が素直に褒める位上手いの!?この高橋が!?!?」



「まぁそれほどでも??」




高橋は得意げに言った。

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