彼と私の事情
「へ?我慢?」

そういって顔を上げると…

ちゅっ

「!??」

「だから言っただろ。我慢してたって。」

さらっとキスとかするもんだから、動揺してしまう。

「とりあえず今度の休みで引っ越すぞ。少しずつもってくるか。」

「早速ですか?!」

びっくりする私をよそに、

「俺が待てん。ベットも捨ててこい。そんな元カレとの思いでの品を持ってくることは許さん。」

こんな一面もあったんだと、ニヤニヤしてしまう。

「…お帰り。真那。待ってたぞ。」

「ただいま。立川さん。」

「それは却下だな。」

「なんで!?」

「そこは名前だろ。」

こんないい雰囲気の中にもダメ出しをしてくる。
(とりあえず名前とかなんか恥ずかしいんだが)

「…呼ばないとだめ?」

「もちろん。」

「学さん…?」

さん付けで勘弁してほしい。
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