モンスターハンター 〜天を廻りて戻る龍〜
-ズドォーーン-

「一通りは攻撃を与えたな」

「よし!もういっちょ!」

と、思ったがダレン・モーランの様子が変だ。

「なんだ?ダレン・モーランが離れてしまった」

-まさか!-

ググッ・・・グググ・・・

ヤバい!来る!あのタックルが!

叩かれる前に叩く!

「いけぇぇぇぇぇぇ!」

ソウタは玉を持ち走る。

間に合え!

「うおおぉぉぉぉおお!」

入った!

-ズドォーン-

大砲が来るとも思っていなかったダレン・モーランは怯んで攻撃を中止するしかなかった。

「よっしゃ!効いた!」

その瞬間ダレン・モーランが砂中に沈んでいった。

「やったか!?」

ソウタは気を緩める。

だがその安心も団長の言葉によって打ち砕かれた。

「まだだ!上だ!」

「えっ?」

気付くとダレン・モーランが砂船の頭上を飛び越えてる。

「な・・・んだ・・と」

唖然としている。

「ソウタ!」

団長の声で我に返る。

「はっ!」

「ソウタ!デカイ攻撃が来るぞ!」

「船首へ走れ!」

「お・・・おう!」

ソウタが気付いたときにはもうダレン・モーランはすぐ目の前だった。

「うぉ!」

ソウタが船首へ飛び込んだ瞬間、

ドゴォォォンン!

ダレン・モーランの強烈なタックルが入った。

砂船は左右へと大きく揺れる。

ソウタは船首に背中がぶつかる。

「うっ・・・!」

背中に激痛が走る。

「ソウタ!大銅鐘をならせ!」

背中の激痛を押しこらえて走る。

「どれだ?・・・あれか!」

スイッチの前で止まる。

ちょうどダレン・モーランはその一本角を船首に突っ込んで来ている。

-まだだ・・・-

-ギリギリまで引きつけて-

「今だ!!」

ガキィィィンン!

スイッチを思いっきりピッケルで叩く。

ドォォォォンンン!

大砂漠に鐘の音が鳴り響く。















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