夜ー闇に隠された瞳の奥ー
「竹中 かつーTakenaka Katuー。」
私は奴の名前を呟くと目を細め、竹中を見た。
「久しぶり。みずなに誠。元気?」
竹中はあの頃となにも変わらない憎たらしくて気持ちの悪い笑みを浮かべ、私たちを見た。
こいつが、あの子を…………………
「俺さ、あの後白夜引退して鈴木組にいんだわ。知らなかった?
いや、知ってるか。お前の事だもんな」
竹中はそう言ってタバコを出すと吸い始めた。
もちろん、知らないはずがない。
こいつはあの子を殺してすぐに白夜を引退すると、鈴木組に入ったなんてわざわざ調べなくても情報は出て来る。
………まぁ、もと白夜の総長だもんな。
つっても、汚ねぇ族だから気にくわねぇな。
なんでこんなやつらが………
意味がわからない。