夜ー闇に隠された瞳の奥ー
「てか、俺まじ未練?があんだわ。」
竹中はそう言ってゆっくり煙を吐き出す。
そして一言。
「お前ら殺せなくて。」
だがそんな言葉より私たちの気を一層悪くさせた言葉は次の言葉だった。
「あのちっこいの、邪魔だっての。まじ、あいつなんて殺す価値もねぇよな。」
殺す価値だと……………?
あの子の価値をお前なんかに決められたくない。
いや、決められる筋合いなんかない。
このクソ野郎。
調子のりやがって。
「………ッチ」
舌打ちをしたのは、私じゃなかった。
「黙れ、このクズ野郎」
そういった声の持ち主は、そう言った後に竹中を殴った。
その人物は
「………誠」
わかる、気持ちは十分わかる。
けどな、
「お前らに、お前らに何がっ……!」
「誠!」
ドスッ!
私は誠を止めるために一発殴った。
「お前がそんなんでどうする。落ち着け」
私はそう言って「頰ごめんな」と続けて言って誠の頰に手を滑らせた。
「………ッチ。悪ぃ………」
誠は悔しそうに下唇を噛んだ。