夜ー闇に隠された瞳の奥ー
その日私はなかなか授業に集中出来ないまま放課後、倉庫に向かった。
「みんな、集まってー」
倉庫につくやいなや、龍太がそう言うと下っ端くんたちがわぁっと集まった。
「夏」
「あぁ。…前から出入りしてた奴が、正式に仲間になった。みんな、仲良くしてくれな」
夏はそう言うと私に目で合図した。
前に出ろってか。
私はみんなの前に出る。
ここは、段みたいに高さがないから話しやすい。
いい倉庫だな。
「………上原みずなです。よろしくお願いします。仲良くしてください。俺、みんなに認めてもらえるような男になります。」
私がそう言うと、龍太たちは『男』ってところで笑ってたけど、他のみんなは『よろしくな』とか『仲間だ!』とか迎え入れてくれた。
あったかい。