私の仕事と結婚
それもありかな~なんて思ってしまう。

「次の休みは、確保しといて。歩夢の実家に行こう。」

私も頷く。

「やっと歩夢から前向きな返事もらったぞ。」

「えっ、そんな事無いよ。」

「だって歩夢はいつも早すぎるやもうちょっと時間が欲しいとかそんな言葉しか言わないだろ?」

そう言われれば、そうかもしれない。でも今は…。

「兄貴がね、とにかく一刻も早く歩夢に会わせろって言ったんだ。その後は多分すんなりと進むだろうって。俺の話から、歩夢の事すごく気に入ってたんだ。ちゃんと横山さんにも電話したみたいだ。」

そんな事知らなかった。

それなら横山さんは今日の事は知っていたんだ。

でも横山さんには悪いけど、典弘のお兄さんの設計事務所で働いたい気持ちがむくむくと湧いてくるのが抑えられない。

いつも無難に施主さんの希望に沿って、丸く収めてきたように今は感じる。

そう感じさせるぐらい今日の施主さんは刺激的だった。
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