私の仕事と結婚
二人で歩く帰り道。

「急に同僚カップルに会わせちゃってごめんなさい。」

いくら美奈のせいとはいえ、こんなことになってしまった事を謝る私。

「いえいえ、とっても楽しかったです。でも…。」

野崎さんの左手が私の右手を握る。

「もっと二人だけの時間を持ちたいと思うのは、贅沢?」

私は思わず野崎さんの顔を見上げる。

「俺の部屋に行きませんか?」

「えっ…、あの~お話だけなら…。」

私ったら何言ってんだろう。

「当たり前です。あなたに俺が必要になった時に襲いますから。」

私はドキッとし、立ち止ってしまった。

ダメだ。もうこの人の事が気になって仕方ない。

「そこはいつもの仕事みたいに鋭く切り返してもらわないと、こっちが恥ずかしくなる。」

照れたように野崎さんは笑うと、私を促した。
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