LONELY GUARDIAN―守り人は孤独と愛を歌う―


「やめろ、理仁」



「あっきーにも、わかってるはずだ。この一枝は、そろそろマジで異常だよ。最近、しょっちゅう未来が見えるんだ。予知夢ってやつ。


昔から、軽~い予知はできてたけどね。勘がいいって程度で。なのに、師央が来てからこっち、本気で変だ。本気でヤバいと思う」



未来が見えるという言葉に、オレの胸に痛みがよみがえる。


大切なものを守れない悲しみと、目的を遂げられないまま死ぬ悔しさがよみがえる。



「あっきーも見えてんだ? さっきの言い方からすると、鈴蘭ちゃんもね。わかってんでしょ? これから起こること。師央が確かに経験するはずの不幸。それでもこのまま進もうって思う?」


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