誰よりも、君が好き





+ + + +










「ふぁあぁ……」







高校最初の日、


俺はもうすぐ入学式が始まるのを知っていながら、校舎内をウロウロ、ウロウロ





つーか、なんで入学する程度のことで式あげなきゃならねぇわけ?


面倒なの、わかんねーのかよ。








…まぁ、俺は当然のようにサボるけどな




そんなことを考えながら、歩いていたとき。










一人でかがみこんでいた、あいつに出会った。




このまま通りすぎていくのもまずいと思い、






「大丈夫?」







いつものように、微笑んで声をかけた。












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