私の身体と心
「こんな事を言いたいんじゃないんだ。ごめんな、連絡出来なくて。」

恭弥の腕の力は強かった。

「早く落ち着くとこへ行こう。」

そう言われて、恭弥の車に乗る。

何故か車の中では、無言の私達。

お酒のせいか、身体が重く感じる。

気持ちはこんなに緊張しているのに…。

結局、恭弥は自分の家に向かっているようだ。

私の家の方が近かったのにな。

無言のまま、お互いがエレベーターに乗る。

「何?緊張してる?」

ぎこちない様子でこちらを見る恭弥。

私は答える事が出来ず、思わず息を飲んだ。

そういえば、彼の家に来るのは初めてだ。

とても立派なマンションにちょっと圧倒されている。
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