私の身体と心
そう村木は言う。

「一緒に待っててよ。」

私は心細くてそう言ったが、

「ダメダメ。そんな事まで付き合っていられないよ。」

そう言って、あっさりと2人は帰ってしまった。

店の外でポツンと一人待つ。

顔を合わせたら、何て言ったらいいんだろう…。

そんな事をぐるぐる考えてながら、顔を上げると、

「何考えていたの?」

私を見つめる恭弥の姿があった。

「俺が来ても、難しい顔をして俯いてるんだもんな。」

寂しそうな恭弥の顔。

「えっ?今来たんでしょ?」

「ちょっとだけど、侑希が顔を上げてくれるまで待ってた。」

彼はちょっとむくれたような顔に向け、そして私を包み込んだ。
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