「人」拾いました。拾われました。
佳祐side
シャワーも浴びてスッキリだ
~〜♪
電話か、
珍しいな
デイスプレイには椎本の名前が出ている
「もしもし、」
「今、マンションだよな、早く降りてこい!!」
いつも冷静な椎本が焦っている
「何があったんだ」
「蛍さんと御主人様が接触した!!」
「なんだと!!
蛍は胡蝶と一緒じゃないのか!?」
「マンションに向かう所で待ち伏せされたのではないのかと……」
「すぐに降りる!」
親父のやつ感ずきやがったのか
何かされていないだろうか…
親父は基本
女には優しい、だから無事だろうが…
だが、母さんの時みたいに……
エレベーターがいつもより遅く感じる
何でこんな高層マンションの屋上の部屋なんて買ってしまったのだろう
やっと、1階だ
椎本がいつもの車で待機している
「急げ!」
「わかっていますよ!」
「恐らくですが、蛍さんは無傷だと思いますよ」
龍之介さんの時は事故に見せかけて襲った事があった
椎本もそれを気にしているのだろう
あと、母さんのことも
「あぁ、俺もそうだと考えている
何かあったら親父を再起不能にしてやるいろんな意味で……」
「蛍さんのお父様の件は御主人様には伝わってないかと思います。」
「どういうことだ」
「この件に関しては私からも情報にブロックを掛けておきました。 私の父ごときではこの情報は手に入れることはできませんよ。」
「あと……、私の他にも情報をブロックしている者がいます……」
その人物は俺にも見当はつく…
本家が見えてきた
チッ…
親父のやつ俺に邪魔させない気だな、
門の前にはいつもはいないボディーガードが数名いる
「あそこに車をつけます!」
塀が少し低くなっていて飛び越える事が出来る場所がる。
そこは中庭になっている。
「きっと蛍さんは花謡の間にいらっしゃると思います!」
「ありがとな!」
目の前の柵は1mほど
よっと、
よし!
潜入には成功した。
花謡の間は人目につきにいく部屋で中庭から抜けるのが1番近い
ちょうどここは中庭
ようやく人に見つからずに花謡の間までやってこれた
ここだ……
障子を開けると
蛍が目に入った、
良かった無事だ…
蛍は目を丸くしている
親父は
面白いものを見ているかのような目
ぐぃっ
蛍の腕を掴み俺のほうへよせた
「こいつは返してもらう!!!」
「へっ……」
蛍は状況を理解できていない
「はっ!せいぜい好きにせい!
まぁ、どうなるかは賢いお前なら分かっているだろうがな。」
親父の得意気な顔
「あぁ、好きにさせてもらうよ。」