「人」拾いました。拾われました。
佳祐side
「店、どこにするんだ?」
「もう決まってるねん。俺からお前へのプレゼントとしてなスーツ作ってあるから。」
「はぁ?」
「ちゃーんと型紙は椎本からもらってるから佳祐の身体にはあうはずやで!」
「そうゆうことでじゃなくて、」
「これからお前はめっちゃ大変になると思うから、今だけでも楽しい時間過ごして欲しいんや」
これから親父が何をしてくるかわからない
こいつはこいつで俺のことを思ってくれているのか…
「ありがとな稔」
「まぁ、蛍ちゃんのためにもよう気張りや!」
※気張る=頑張る
「もちろんだ。」
男2人歩いて店まで向かった
「いらっしゃいませ。」
「注文してた藤壺やけど、出来上がってる?」
「もちろんでございます藤壺様。」
「早速着たいんやけど。」
「かしこまりました。ただいま準備致します。」
「おおー、やっぱぴったしはええなぁ〜
色男も完成してるやんけ!」
「これ、お前のセンスか?」
「もちのろん!」
なかなかいいセンスをしている。
ダークなスーツだがそれを感じさせないようにラインなどが入ってネクタイによっては随分違って見えるようになっている。
「感謝する。」
「佳祐、堅ったー。
適当に頭でも整えて2人の所に向かおうや!
こっから歩いていける距離やから」
「そうだな。」