「人」拾いました。拾われました。
ホテル前、
「なぜわざわざこのホテルを予約したんだ?」
「佳祐ならわかると思うけどなぁ〜」
「本気か?」
胡蝶との将来を本気で考えているのか?
「俺は始めから本気やけどなぁ〜。胡蝶はどお思ってるんかは知らんけどな。」
稔の顔はマジの時の顔をしている
「俺も色々覚悟してたんやけど蛍ちゃんのお母さんのおかけでなんとかなりそうでよかったわ」
胡蝶も蛍と一緒にある程度の教養やマナーは身についている。
ここまで見越して葵さんは教えていたのか?
まさかな……。
*******
「胡蝶と蛍ちゃんが見当たれへんところ見たら俺らの方が先についたんやな。」
そこに、2人をのせた1台のリムジンが現れた
「あー、やっぱり男陣の方が早かったか。」
「待たせちゃってごめんね。」
「俺等も今ついたところだから。」
「そうそう、レデイーの支度に時間がかかることは当たり前やで!
うちの姉ちゃんなんか……」
「お前の話は後にして早く入るぞ」
俺達の周りがざわつき出してきた
理由は簡単、蛍と胡蝶はプロにメイクをしてもらいモデルと言ってもおかしくないレベルの美しさになっている
俺的にはこのまま誰にも見られない場所に連れ去りたいぐらいだ。