いと。

「…帰ろうかな。」

特にあてもなく歩いただけで気疲れしてしまい駅に向かって歩き出すと、

「……眞城さん?」

不意に名前を呼ばれて振り向いた。

「………戸澤さん。」

相変わらずスーツ姿にメタルフレームのメガネの彼は無表情でこちらを見ていた。


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