新撰組と神の護り手伝説
枕元に置いてあった菊宗を取り、障子の前で妖に警戒する。


菊「自分の中の力がわしに入っていくのをイメージするのじゃ。妖は普通の刀では斬れん。妖力のこもった妖刀でなければ、倒せないのだ。」


無言で頷き、肯定をする。



目をつぶって精神集中をはかる。

心の臓から腕を通り、手を通り、刀に力が行くイメージを…



頭の中に光の渦が見えた気がして、それをつかもうとした時、




ザシュッ


と音がした。

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