恋に一番近くて遠い君
「はぁ。」



なんてもう無理だよね。自分で陸玖を傷付ける様な事をしたのに嫌いにならないでって、都合が良すぎるよね。





「別に嫌いになってないから。」





ほらね...やっぱり嫌われて.....





「えぇ!?」




「なんだよ、うるさいな。」





う、嘘.....今嫌いじゃないって...。




「さっきのは俺の方も悪かった。バランス崩したのも俺が急に引っ張ったから。」





「あ.....えと...私の方こそバランス取れなくて.....。」




よかった...嫌われてなくて。






「あ、あと.....。」




ちゃんとお礼もしなきゃね。

< 52 / 252 >

この作品をシェア

pagetop