D.o.t.L~Drag of the Love~
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【蓮side】
あの出来事から、一週間。
あの約束。
「私がほら、教えてあげるよ。薬物依存の人のいろんなこと」
彼女の言ったセリフが頭の中に残る。
「うわ、俺連絡先とかぜんぜん聞いてねぇじゃん」
俺は前髪をかきあげながら、後悔にひたる。
ブーッブーッ
片手で握ったケータイの振動が俺の頭に伝わるまでどれくらい時間があっただろう。
だるそうに俺はケータイの画面をみる。
”一件のメールを受信”
そう表示されたところを押すと見知らぬアドレスが並んでいた。
『こんばんわ。この前はありがとう
荷物持ってもらった者です。
あ、その情報だけだとわからないよね
えっとね、薬物依存症の話した人...っていえばわかるかな?
結城聖莉っ《ゆうきせり》て名前です
連絡待ってます。』
─────彼女からの連絡だった。