カムフラージュの恋人
「マ・シェリ・・・たぶんそんな名前だった!」
「はい。じゃあ“マ・シェリ”いってみよう」と高田さんは言うと、ムエットという細長い紙に“マ・シェリ”をシュッとひとふりして、優雅な手つきで二宮くんにそれを渡した。

受け取った二宮くんは、それをクンクン嗅ぐ。
どうか“マ・シェリ”が当たりでありますように・・・!

という私たちの願いが叶ったのか。
二宮くんは「あ」と呟くと、パッと顔を輝かせた。

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