カムフラージュの恋人
途端に私はズーンと落ち込んでしまったけど、それ以上に今は、あいつのことが心配だ。
まだ一度も“デジュネ”には行ってないし。
たぶんもう、オープニング直後の多忙な時期は終わっただろう。
ちょうどいいタイミングだ。

「林こそ、川原とまだ続いてんのか」
「続いてるって・・・ちょっと意味合い違う気するけど、でもまぁ、時々会ったりしてるよ。幼なじみだしね。じゃあ“デジュネ”行こうか。実は私、まだ一度もあそこに行ってなくてさ。そろそろあいつに顔見せなきゃ、どやされるかも」

というわけで、二宮くんと私は、雅彦が働いている“デジュネ”へ向かった。

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