ジュリエットじゃ終わんない
って!独り占めどころじゃなかった…


あたしカレシ持ちな設定だったじゃん!



「ぁぁあのさっ、

あたし実は…
カレシとかいないんだよね!

っその…
見栄張ったってゆーか?」



そっぽ向いてたキミが、視界にあたしを戻して…

意図を探るよーに見つめる。



続きがありそーで、そこで終了な話に…
戸惑うしかないあたし。




「…終わり?」

「えっ!うん、終わり…」


柊也がその空気も終わらせる。




キミにとっては、どーでもい?

あたしは…



ダサすぎて、恥ずくて、この場から消えたくなったよ…



だけど…



ぎゃああァァ〜〜!!
激マジかっけぇぇぇーー!!



練習再開で、組手を始めた柊也に のたうち回る。



凛々しすぎだし、普段は見らんない鋭い眼光で…
相手の攻撃を払いのけたり、
足を高く上げて回し蹴り決めてたり、

成長しまくったカッケー姿に激萌え!



ああぁ〜、消えなくてよかった!
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