ジュリエットじゃ終わんない

そーやって1時間近く経ったトコで…

ひと息ついた柊也が、あたしの元へ。



「…まだ居る気?」


そのひと言で、
テンアゲから一気にテンサゲねこまっしぐら…



もしかして迷惑だった…?


「あ…もー、帰るよ。

ね…、また来てい?」


恐る恐るな問いかけに…

無言の反応。



やっぱ迷惑だったんだ…

ションボリなあたしに、


「…じゃ、

差し入れいらね」


そう言い捨てて、練習に戻る柊也。



それって…

また来ていーってコトだよね!?


てか…



差し入れのコト、気遣ってくれてたんだ…







胸がキュって…

キミが好きだって、訴える。


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