闘争少女【前編】完
「なんでだよ!!!」
「お前のその仲間想いはよくわかる…
が、これはイスズとアイツらの戦いだ……
お前がどーこーできる問題じゃない」
「……っ」
「それに俺はイスズに言った
”喧嘩を一から教えてやるかわりに
テッペンの手助けは一切関与しない”てな…」
「…わかった」
シロとアカツキは顔を向き直し
目の前にいるイスズに見つめる
そうこれは
イスズのテッペンを目指す最初の試練…
その事に気付いたチーム西方のツキ達
これから壮絶な戦いが
目の前で起きると思うと
みんな息をのみ、空気が一気に張り詰める
「お前に俺たちが
倒せるとでも思ってんのか?
とんだ茶番だ!何が何でも廃除してやる!!」
「俺たちの恐ろしさ…
身をもって知るがいい!ははは(笑)」
『かかってこい……』
これを合図にシロバクとクロバクが
イスズに向かって走りだしてきたのだ