闘争少女【前編】完




AM9:15__


目の前がだんだんとがら空きになっていく


そう、ウルフが来てから
半分くらいは残っていたガキ高の連中も
残りわずかとなっていた



そうなると視界もウルフしか捉えなくなり
イスズは残り1人を倒し、その場に立ち尽くした




『……………………』




ようやくウルフも
残りの1人を倒し教室から廊下に姿を現した



イスズはウルフを見つめる…



そんなイスズに気づいたウルフは驚きを通り越し信じられないとゆうような表情だった




「な…なんでイスズが…
ここに、おるん…っ、いつから…っ」



『お前が来るずっと前からここに居る』



「っ!?ど、どーゆうことや!!」



『ガキ高が
襲撃してくるとゆう情報が入ったからだ…


そして、ウルフ…


お前を待ってた……っ…』



「イ…っ…?!」




イスズの名前を呼ぼうとしたが
喉が詰まり上手く呼べない様子のウルフ



まだ今の状況がわからないみたいだ




それもそのはず
あの”いつものイスズ”ではなく
”見たことないイスズ”が目の前に居るのだから


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