闘争少女【前編】完
まるで小動物を威嚇し睨みつけるよう光景だ
『いずれは闘う運命だった……
オオカミが私に
どんな感情を抱いてたかは知らないけど
私はオオカミが
思ってるほど弱い人間じゃない』
「……………………」
黙ってイスズの話を聞く
少しの間、沈黙が入るもイスズは覚悟を決めた
『……(睨む)
ウルフ、私はお前をぶっ倒す…
そして私がテッペンに駆け上がる!!!』
「………(ニヤ☆)」
イスズもウルフに
冷静な言葉で語りかけ宣言した
その言葉に
ウルフも覚悟を決めたようにニヤつき
特徴のある八重歯が見えた
「イスズとウルフって知り合いだったの?」
「つうか、この自体て
ウルフの奴が発端だったのかよ!
イスズ関係ねーのに
よくここまでするな…なんの為にっ…」
「”アイツの為だ”」
遠くからイスズとウルフの様子を見守る
アカツキとバルが話しているその時…
誰かの声が割って入ってきた