闘争少女【前編】完






「っん………」

『( あ、ヤバイ…起こしたかもっ )』

「スゥー…」

『ふ…よかった〜
なんか作ってあげておこうかな…』





イスズは立ち上がり台所へと向かった



壁掛けの時計は
午前11時を過ぎようとしてる…



「ん……」


シロがようやく起きたようだ






『おはよう、シロ…』

「イ、スズ……?」

『そうだよ…ほら起きて』

「うん……はよ」

『おはよう…もしかして朝弱い?』

「まぁ……」

『へぇ〜、……ふふ(笑)』




普段見ることのできないシロの姿と
朝が弱いとゆう弱点を見つけ微笑むイスズ




『ご飯作ってあるけど…食べる?』

「飯?…ぁぁ、食べるそん前にシャワー…」

『はいはい…』



なんだこれは……


もう何年も付き合っている
男女のような空気感と
会話の内容みたいではないか……



どこか心地よさを感じるイスズは
『私ってこんなんだったっけ……』と
思わせるような
いつも喧嘩して気を張っていないと
落ち着かない性格になってしまって…



誰かといて
心地よいなんて思う自分に少し戸惑う



シロがシャワーから戻ってくる間何分かに
部屋を片付けたり、ご飯をテーブルに並べる




「いい匂いすんな…」

『あ……おかえり、いつでもどうぞ』









と、シャワーから浴びたシロを
テーブルの上に揃えられたご飯に手招きする



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