闘争少女【前編】完




「いただきます…」

そう言いシロはスクランブルエッグを口に運ぶ





『( 味…大丈夫かな… )』

そんな様子をイスズは台所から見つめていた…




「美味い……」

『( ほっ… ) よかった〜』

「イスズ料理できんだ(笑)」

『多少は…
でも簡単にできるものしか作れないけど』

「へぇ〜、じゃまた今度食わせろよ」

『え……』



また突拍子もないことを言う……シロ




「ダメか?」

『ぁ…ゃ、た、たまにだったら…っ』

「んじゃよろしく(笑)」

『う、うん…わかった』





シロは嬉しそうに笑いまたご飯へと口を運ぶ


イスズは自分用に入れた紅茶を持ち
シロが居るテーブルへと足を進ませた…





『……昨日はゆっくり寝れた?』

「ん?、あ〜まぁなお陰様で
こんな時間まで寝させてもらったよ(笑)」

『ふふ(笑)
凄く気持ちよさそうに寝てたも…っ、ぁ』

「………( 笑った… )」

『……っ/////(ヤバイ…私なに言って…)』





イスズは途中まで自分が
何を言ってるのか気づき話を途中で止めた


そして不覚にも自然と笑顔が溢れ
シロに見られてしまった…


『………………///…』


イスズは恥ずかしさで
顔を下にしたまま上げようとしない




ポンポン_


ナデナデ__






頭に何か重みを感じる……
これが誰かなんてすぐにわかる…シロの手だ


< 242 / 300 >

この作品をシェア

pagetop