闘争少女【前編】完



「……関係ねぇ野郎は引っ込んでろ」

『その場を立ち去ろうとしている
汚いお前に言われる筋合いはない……』

「ちっ、テメェ殺られてぇのか?」

『察(←警察)が来る前に
お前を殺ってもいいけど…?(睨)」

「……………っ!テメェ…」

『( やっと思い出したか…)
あの時はどうも…(笑)
下っ端にお世話になりましたスネークさん?』



イスズは自身より
遥かに高いスネークを見上げ、不敵に笑った



ギュゥゥゥ___

さっき握った手に少し力を入れる



「っ……………
( 細っせぇ腕しやがるくせに
どこからそんな力出てんだ、この女 )」

『今すぐにでも警察を呼ぶ
自分のした事をおおいに認めろ……』

「ふっ(笑)
ざけんじゃね〜よ、こいつが人の女を
たぶらかしてたんだぞ?
その彼氏の俺が
こいつに何しようが勝手だろうがっ!!!」



ブンッ__ガシッ!



スネークは最後の言葉と
同時にイスズに手を出してきた


イスズはそれにいち早く反応し
もう片方の掌でスネークの拳を止める



『( このクズやろうが 怒! )』
ブチッ…


イスズの頭の中で何かが切れた



『ほんと…頭が汚えなら…
下っ端も汚えもんなんだな…
そりゃあお前がテッペンになったとしても
早くに成り下がるだけだな……(笑)

この泥蛇!!!
だからお前はいくら
経っても下のまんまなんだよ!(怒)』


「てん…めぇええええええ!!!!」





スネークもイスズの言葉にキレ
次は本気でイスズの頭に拳を振りかざした
< 258 / 300 >

この作品をシェア

pagetop