闘争少女【前編】完
「……関係ねぇ野郎は引っ込んでろ」
『その場を立ち去ろうとしている
汚いお前に言われる筋合いはない……』
「ちっ、テメェ殺られてぇのか?」
『察(←警察)が来る前に
お前を殺ってもいいけど…?(睨)」
「……………っ!テメェ…」
『( やっと思い出したか…)
あの時はどうも…(笑)
下っ端にお世話になりましたスネークさん?』
イスズは自身より
遥かに高いスネークを見上げ、不敵に笑った
ギュゥゥゥ___
さっき握った手に少し力を入れる
「っ……………
( 細っせぇ腕しやがるくせに
どこからそんな力出てんだ、この女 )」
『今すぐにでも警察を呼ぶ
自分のした事をおおいに認めろ……』
「ふっ(笑)
ざけんじゃね〜よ、こいつが人の女を
たぶらかしてたんだぞ?
その彼氏の俺が
こいつに何しようが勝手だろうがっ!!!」
ブンッ__ガシッ!
スネークは最後の言葉と
同時にイスズに手を出してきた
イスズはそれにいち早く反応し
もう片方の掌でスネークの拳を止める
『( このクズやろうが 怒! )』
ブチッ…
イスズの頭の中で何かが切れた
『ほんと…頭が汚えなら…
下っ端も汚えもんなんだな…
そりゃあお前がテッペンになったとしても
早くに成り下がるだけだな……(笑)
この泥蛇!!!
だからお前はいくら
経っても下のまんまなんだよ!(怒)』
「てん…めぇええええええ!!!!」
スネークもイスズの言葉にキレ
次は本気でイスズの頭に拳を振りかざした