月の少女ルーナ
海の死闘編2

「それなら行くわ」

「生きたいのか?」

「いいえ、まだ見ぬ世界を見たいの。
あなたなら、色んな所に連れて行ってくれそう。それに、私には、友達がいないから。両親もいない。
だから、私は自分の事をもっと知りたい。私の世界は、あのまっしろな部屋だけだから」

波がちゃぷちゃぷ音を立てている海。

まるでラストステージのようだとルーナは思いました。


もう何千年も生きた。

もう充分だ。そろそろ死んでも良いかも。
ルーナはふと思いました。
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主人公・長谷川利星は高校一年生の入学式、友達作りに失敗してしまう。 無表情で、いつもぼんやりしていたからだ。だが、そんな利星にも積極的に話しかける昴という少年がいた。 呪われた少女利星に優しくする理由は、昴も利星と同じ能力者で、呪われた子供だったのだ。

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